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こんなに奥深く読んでくれる方々に大変ありがとうございます。

長くなるので言わない様にしていました。がここでは言えるのではないかと思いました。

我慢して読んでください。

35年前、私は広告代理店を退社し、1990年に独立しました。当時、コンピュータはまったく新しい時代を迎えており、私はAppleのMacintosh IIを手に、フリーランスの仕事を始めました。その頃は、まだパソコンを使った広告制作や合成が一般的ではなく、私は写植というもので版下を作ったり、自分で営業先に足を運んでいました。

私は新しい技術の可能性を信じて仕事を続けPCを楽しんでいました。そうしてバブル崩壊後の年にコンピュータを使ったグラフィックデザインの世界に飛び込みました。キミは機械のオタクだなと小馬鹿にされていました。結果的にメーカーから直接仕事をいただけるようになりました。1990年からの35年間、パソコンとインターネットの時代の変化を見守りながら、多くのことが進化してきましたしAIや量子コンピューターもこれからも進化していくでしょう。

一方で、2003年には、岩手県にあった江戸時代の古民家を箱根に移築しました。建物自体は伝統的ですが、内部は現代風に改造した生活空間にしました。設計を担当したのは、JIA(日本建築家協会)の副理事を務め、有名大学教授も務めていた東京の建築家です。JIAの関係者がいたら、すみませんと先に言っておきます。

しかし、完成直後に雨漏りが発生し、大きな問題となりました。私は当時、東京に住んで仕事をしていたため、現場が箱根にあり、問題の状況を確認するのに非常に苦労しました。建築家に家の課題を伝えたら調べなければならないはずなのですが事が一向に進みません。晴れだろうが雨だろうが2週間に一度、箱根に足を運んで状況を確認していましたが、建築家も東京に住んでいたため、内容を含め連絡を取るのも容易ではありませんでした。信頼していた建築家でもあり、かなり事情を話しているのだから直しにくるであろうと思いました。そのうちに建築家は小手先の修理はするのだが直りません。当時はまだシャッターを切ればすぐに映るカメラもなく、問題を正確に伝えることが難しかったのですが、iPhoneが登場したことで状況が変わりました。

iPhoneで雨漏りの様子を映像で記録し理論だててそれらを、 建築家とJIAに具体的な問題を伝えることができたため、2016年に修繕を開始し、2018年に家は無事に直りました。(通常、工事の保証期間は10年ですが、この問題解決にはなんと14年かかりました。)

しかし、その後2019年になり、建築誌に箱根の家を掲載する話や、さらにこの時期の賞に応募し件で、JIA建築家と再び意見が合わず、揉めることがありました。しかしその件も解決させました。

そして2019年末、私は左脳内出血を発症し、長いリハビリ生活を送りました。当初、死を考えたこともありました。でも車椅子生活などで、ここまで自己流リハビリを続けた結果、少しずつ回復してきています。しかし結果的にほとんど全てのクライアントを失ってしまいました。仕事と古民家の維持を両立させるのは非常に困難でした。(古民家の修繕を建築家とやり取りに追われて手をつける余裕がなく、その間にクライアントもいなくなってしまいました。)仕事はこの様に、控えることになりましたが、自分の未来の表現に対する情熱が沸々とここに来て漲ってまいりました。

それはこのサイトは2023年頃に作り始めましたが、世界的な社会的景色も見え始めてきました。地球が誕生し人類が誕生して長い月日を経て、今の2025年から人類が新たな世界へと向かう事になると。幼い頃、SETI(地球外知的生命体探査)に憧れていた事を思い出します。

この惑星の進化する人々を、三次元から五次元へ。

今、五次元へという希望がさらに今ここに生きている事を豊かにし、私たち未来を目指す人に新たな道を切り開いてくれることを信じています。 2025年初旬 柴山信廣

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